三軒茶屋の隠れ家的カフェ「Film Coffee&Things」(フィルムコーヒー&シングス)。店内はオーナー荒田さんの好きなものが詰め込まれ、レコードの音色や観葉植物に囲まれた居心地よい空間です。お客様一人一人とのちょうど良い距離感を大切にする荒田さんの温かな人柄に触れることができます。コーヒーはもちろん、絶品エスプレッソバスクチーズケーキやヴィーガンの方も楽しめるバナナケーキなど、独学で磨き上げた手作りスイーツも自慢。誰もが気軽に立ち寄れる「公園のようなお店」を目指したいと語る荒田さんにお話を伺いました。
地域の公園のようなお店に
三軒茶屋の大通りから一本入った住宅街。Film Coffee&Thingsは、2022年12月にオープン。前身の「Coffee Wrights」で責任者を務めていた荒田さんがスピンアウトする形で新店をスタートさせました。荒田さんがカフェで働き始めたのは7年ほど前。それ以前は異業種でサラリーマンをしていたそうですが、コーヒーへの愛着から段々とそれを生業にしたいとの思いが生まれたと言います。それなら焙煎をしている店で豆の理解を深めたいと、Coffee Wrightsに転職しました。
前身のお店がコロナ禍で営業できなかった時期、荒田さんは「WEAT コーナーショップ」プロジェクト(WEAT=雨風をしのいで楽しく食べる)を運営。自分たちと同じようにお店を開けられない飲食店が商品を販売できるスペースを提供しました。プロジェクトを通じて飲食店や地域の人と繋がり、交流することの大切さを改めて実感したと語ります。「公園のように気軽に立ち寄れるようなお店を作り、地域のコミュニケーション・ハブになりたいという想いが強まりました」。
Film Coffee&Thingsの店内は、レコードで音楽がかかっていたり、観葉植物が置かれたりと随所に荒田さんの趣味が光ります。器の販売や異業種とのコラボレーションなど、自身のキャラクターを敢えて出しているのも、お客様との会話のきっかけを作って、距離を縮められたらとの考えから。「数多あるコーヒー屋の中でわざわざ来てくれる方は、人で選んでくれているのかなという想いがあって。接客には気を配っています」。細やかな心配りが心地良い関係を築き、お客様と友人のように親しくなったり、そこからスタッフで働いてくれる人が出てきたり。荒田さんを起点に、有機的なつながりが着実に育まれています。
どんなお客様にも安心と美味しさを
Film Coffee&Thingsでは、スペシャルティコーヒーはもちろん、焼き菓子やベーグルも人気です。フードは全て店内で手作り。お客様の声を聞きながら試行錯誤を重ねて、現在の味に辿り着いたそう。バナナケーキ、ヴィーガンベリーショコラなど、幅広いお客様に安心してお楽しみいただけます。
誰もが気軽に立ち寄れる場所を目指すFilm Coffee&Things。商品を通じて荒田さんの想いにぜひ触れてみてください。
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公式Instagram → Film Coffee & Things Instagram