日常に寄り添うお菓子をつくる、「eau, vent, soleil.」のこだわりを聞く

日常に寄り添うお菓子をつくる、「eau, vent, soleil.」のこだわりを聞く

世田谷区代田の住宅街に佇むお菓子屋さん「eau, vent, soleil.」(オーボンソレイユ)。看板メニューのスコーンをはじめ、ホワイトチョコが印象的な「あくまのクッキー」やフランスの国民的お菓子「タルトフラン」など、素朴ながらも奥深い味わいが印象的です。お客さんの日常に寄り添えるお菓子を作りたい──そう語る店主の宇田川さんに、同店のお菓子の魅力やお店を始めたきっかけを伺いました。

 

 

 

フランスで学び、地元に愛されるお菓子をつくる

 

小さい頃からお菓子や料理に興味のあった宇田川さん。大学卒業後にフランスへ渡り、本格的にお菓子づくりを学び始めました。現地の学校に通いながらスタージュ(フランス独自の研修の仕組み)を利用し、さまざまなレストランやお菓子屋さんで研鑽。帰国後には都内のパン屋さんでも働きました。

 

「いつかは自分のお店を持ちたい」、そんな念願を叶えたのは2016年のことでした。テイクアウト専門の小さなお菓子屋さんからスタートし、2023年には移転して規模を拡大。それが現在のお店「eau, vent, soleil.」です。その名前の由来は、フランス語で「水、風、太陽」を意味し、自然の恵みへの感謝が込められています。お店の壁に直接描かれたイラストも、そんな世界観を引き立てます。これはニューヨークに暮らす宇田川さんの友人が描いたそう。

 

世田谷代田に店舗を構えたのは、「地元に愛されたい」という世田谷生まれの宇田川さんの思いから。閑静な住宅街でありながら、カルチャーの息づく商業施設『BONUS TRACK』にもほど近い立地は、お店の雰囲気ともマッチしています。

 

 

 

こだわりの素材で、何度でも楽しめるお菓子を

 

そんな宇田川さんにとって、お菓子作りは「なにより楽しいもの」。ずっと続けても飽きることがないと笑顔で語ります。素材は北海道産の小麦粉や、知り合いの農家から直接仕入れる卵など、できる限り国産のものを使用。楽しみながら作るお菓子には、こだわりが詰まっています。

 

看板メニューのスコーンは、プレーンから季節限定のフレーバーまでさまざま。素朴な味わいながらも、素材の良さが引き立つ絶妙な味加減が人気の秘密です。お店に足を運ぶお客さんも、ひとつふたつとついつい食べてしまうと話します。

 

ほかにも、しっとりした食感とホワイトチョコレートの風味が魅力的な「あくまのクッキー」や、フランスの生活に根ざす味を再現した「タルトフラン」、「レーズンバターサンド」なども人気です。ヘルシーな「グラノーラ」もファンが多いとか。グラノーラはオープン当初から作っている定番の味ですが、スペイン旅行に行ったときに現地で出会ったグラノーラヨーグルトがシンプルながらも忘れられず、なんとか再現しようと工夫を凝らしてオンメニューしたのだそう。

 

 

 

地域に愛される「eau, vent, soleil.」のお菓子。それは本格的でありながら華美でなく、日常のなかでふと食べたくなる味でした。

 

ご注文はこちらから →  eau, vent, soleil.ーハックツ!

公式Instagram → eau, vent, soleil. Instagram

 

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