家族で過ごす時間のそばに。下北沢「ショコラ・ダ・ファミリア」が届ける優しいチョコレート

家族で過ごす時間のそばに。下北沢「ショコラ・ダ・ファミリア」が届ける優しいチョコレート

若者やファミリー層など、多くの人々で賑わう下北沢。小田急線下北沢駅の南西口から徒歩1分、しもきた駅前洋食ボナボナペティの入り口に店を構える「ショコラ・ダ・ファミリア」は、そんな街の暮らしに溶け込むチョコレート専門店です。創業から8年、「家族のチョコレート」をテーマに愛され続けるその魅力についてお話を伺いました。

 

老舗ショコラティエのチョコレートを現代の暮らしに


お話を聞かせてくれたのは、ショコラ・ダ・ファミリアを運営する7R Confectioneryの前田奈那さん。航空会社での海外勤務などを経て東京で結婚・出産したのち、2016年からチョコレートの事業をスタート。その背景には、小さい頃からの経験がありました。


前田さん「私の祖父は戦後間もなく、京都でショコラティエ『フランス屋製菓』を立ち上げました。チョコレートを贈って喜ばれた経験から、飴屋への丁稚奉公を経て創業したと聞いています。両親が事業を引き継いでからも、関西の百貨店を中心に全国にお届けしてきました。私自身も幼少期から家業を手伝っていたので、チョコレートはとても身近な存在だったんです」。



派手ではないけれど誠実で、ほろりとした口どけ。日本人の口にぴったりの、程よい甘さとフレーバー。そんな70年以上の歴史を持つフランス屋製菓のレシピを、現代の暮らしに合う形で届けたいという想いから、ショコラ・ダ・ファミリアの商品が生まれました。


前田さんが目指したのは「家族で囲んで食べて、ほっとするようなチョコレート」。安心感のある味わいはそのままに、忙しい日々の中でも自然と会話が生まれるよう、パッケージや届け方に工夫を詰め込みました。



定番の「カラフルショコラ」は、一口サイズの小さなチョコレートを10種類ものフレーバーで楽しめる人気商品。馴染みある「ミルク」や「スイート」、京都らしさを感じる「抹茶」や「ほうじ茶」など、バラエティ豊かな味わいはすべて試してみたくなります。好きな色の袋を選んだり、味の感想を言い合ったりと、自然とコミュニケーションが広がるような仕掛けは、「チョコレートを通じて会話のキャッチボールが生まれたら」という前田さんの願いが反映されたものです。


一人でおいしく、みんなでもっと楽しく。お土産としても人気が高い「カラフルショコラ」は、リボンモチーフが印象的なギフトボックスも用意されています。丁寧に作られた華やかさのあるパッケージは、贈る側も受け取る側も心が弾むような魅力にあふれています。

 

 

思いがつながるコラボレーション

 もう一つのおすすめ商品が「バークチョコレート」(バークはフランス語で「木の皮」を意味する言葉)。大きさが不揃いなチョコレートがたっぷり袋に詰められており、自分の好みのサイズに割って楽しむスタイルなので、食べる人の個性が現れることが特徴です。小分けにして少しずつ食べたり、大胆にかじったり。こちらも一緒に食べる相手との会話が弾むきっかけになってくれること間違いなしです。


 

ミルク、ビターの2種類が用意されたバークチョコレートには、シリアルとナッツがたっぷり含まれ、香ばしさやザクザクとした歯ごたえが楽しめます。クラフト感あふれる商品として、前田さんのお取引先の紹介で出会った「新潟亀田 わたご酒店」の店主にも気に入られ、わたご酒店の店舗でショコラ・ダ・ファミリアの製品を取り扱うきっかけになりました。


「わたご酒店の店主も家業を継いだ方でした。チョコレートと日本酒でジャンルは違いますが、どこか通じ合う部分を感じたんです。ナッツの穀物らしい風味が感じられるバークチョコレートをおすすめしたら、とても喜んでいただけました」と前田さん。縁を通じて広がるショコラ・ダ・ファミリアの製品は、これだけではありません。


 

大きく開けた猫の口からチョコが見える、なんとも可愛らしいこちらの商品は「カラフルショコラ ちよこ」。一箱につき50円が保護猫支援団体「Love&Co.」に寄付される、社会貢献にもつながる商品です。イラストのモデルになったのは、長らく引き取り手の見つからなかった保護猫「チヨ子」さん。その名前が「チョコレート」に縁深いのは偶然の一致だそうです。


Love&Co.はイラストやグッズの売り上げを保護猫支援に充ててきましたが、チョコレート企画を進めていたタイミングで、前田さんのチョコレートに出会ったことがきっかけで協業がスタート。偶然から生まれた縁が広がり、猫好きの方々にも愛されるファンの多い商品となりました。そして販売を始めて数年後、チヨ子にも引き取り手が見つかったといいます。

 

 

地域に根ざし、広がる家族のチョコレート

前田さんが下北沢でお店を始めた理由の一つは、近くにお菓子屋さんが少なかったこと。「電車でわざわざ買いに行かなくても、下北沢で手土産を買える場所があれば」という思いから、初めての実店舗がスタートしました。当初はどう受け入れられるか不安もあったそうですが、老若男女を問わず多くの人が訪れる場所になりました。


店舗では「この前に買ったチョコレートが美味しかった!」「パートナーに渡したいんです」といった会話が交わされ、オンライン販売では遠方に住む家族への贈り物としても利用されているそう。お客さんそれぞれが持つ、家族や大切な人との時間に、ショコラ・ダ・ファミリアのチョコレートが受け入れられている様子が伺えました。

 

 

「いろいろ食べ比べもしたけれど、やっぱり自分の家のチョコレートの味が好き」と微笑む前田さん。店舗での販売やイベント出店を通じ、地域との縁を深めながら、家族から受け継いだ大切な味わいを多くの人に広げていく。そんなショコラ・ダ・ファミリアのチョコレートを手に、家族や大切な人との時間を楽しんでみてください。

 

ご注文はこちらから → ショコラ・ダ・ファミリア-ハックツ!

公式HP → ショコラ・ダ・ファミリア ホームページ

記事一覧に戻る